【金型の見積もり自動化など】AIについてのセミナーを行いました

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AIについてのセミナーを行いました

先日、知り合いのCAD/CAMベンダさんのご依頼で、金型メーカーや機械加工業で活用できるAIについて、セミナーを行ってきました。

私自身、AIは専門ではありませんが、この業界でも活用が徐々に始まっていることもあり、全く無関係でもないということで、情報収集は、私自身の勉強にもなるかと思い、お引き受けさせてもらいました。

金型メーカー・機械加工業におけるAI活用のヒント

今回、セミナーでお話させていただいた趣旨はこのような内容でした。

今回の話の主旨
簡単に自己紹介

このように、少し自己紹介もさせてもらいました。

このように、プレス製品寸法から金型になった際の見積もり金額の計算を自動化するというある金型メーカーさんの取り組み例からお話しさせてもらいました。

ある金型メーカーの取り組み

このように統計の手法を使って、プレス製品の寸法から、金型になった際の費用を計算する取り組みです。

統計を活用

詳しい内容は、おみせできませんが、数十種類のプレス製品について、過去の事例を実績として集め、統計にかけました。

EXCEL統計を使った見積もり計算

このように、過去の実績サンプルが、ある程度(ルールはあります)集まれば、回帰分析という手法によって、見積もりする計算式は簡単に作れます。

EXCELによる回帰分析

詳しくはお見せできませんが、回帰分析によって、切片と係数が計算され、例えば、穴の数や外形展開寸法など、それぞれのプレス製品寸法から、金型費を計算する式が作られました。

また、今回、プレス製品で計算式を作りましたが、他の金型や、切削加工など部品加工の見積もりでも応用できると思います。

得られた計算式

さて、ここで、統計とAIの違いについて触れていきました。

統計とAI(機械学習)の違い

ここからは、機械学習のうち、「教師あり学習」という仕組みを説明しました。

ここで、金型の見積もり計算における機械学習の応用を提言しました。

金型メーカーへの応用

要は、先ほど統計の回帰分析という方法により導き出した、切片と係数について、乱数(ランダム)を利用して、力技で、過去の受注実績に近似する切片と係数を生成させるものです。

非常にシンプルな仕組みですが、最近の機械学習そのものが多く利用されるようになった背景には、コンピュータの進化によって、この力技がある程度の実行時間で行えるようになったということが言えます。

とにもかくにも、こうしたロジックであれば、IF文やFOR~LOOP文など、基本的な言語で充分組めるプログラムかと思います。

その他には、「強化学習」というAIの仕組みも紹介しました。

これは、将棋や囲碁など、結果は勝ち負けというシンプルなものでありながら、その途中経過は、非常に多くの選択肢があるという場合の機械学習に使われます。

この「強化学習」については、簡単なロジックを事例にとりあげお話をしましたが、機械加工メーカーへの活用事例としまして、マシニング加工における工具や加工条件などの選択するにあたり、求めるQCDの結果に応じて、機械が学習していく仕組みを提言しました。

機械加工メーカーへの応用

つまり、工具や加工条件を選定するにあたり、QCDの結果に応じて、それぞれ異なる「報酬」をコンピュータのシステムに与えていくことで、求めるQCDごとに最適な工具や条件が選択されるという機械学習の仕組みが作れます。

ぜひ、前向きな企業さまには、自社なりのAI活用のヒントにしていただきたいと思っております。

というわけで、色々と引用元があり、全てのパワーポイントの資料を出せないのが残念ですが、このように、金型メーカー、機械加工業におけるAI活用のヒントをお話させていただきました。

ご清聴ありがとうございました

ここにも書かれていますように、実際のシステム構築、プログラミングについては、システムベンダーさんが専門ですので、もしご必要であれば、ご紹介いたします。

加工そのものや、管理面についてご相談がありましたら、ぜひ当事務所まで。

よろしくお願いいたします。

※ 実際の加工においては、工具材種だけでなく、被削材の物性、機械剛性、工具の消耗状態、被削材のクランプ状態などの外的要因で、如何様にも状態は変化するため、実際の加工においては、自己責任のうえ、充分な確認・検証を行ったうえで、加工してください。

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コラム投稿者

金型・部品加工業 専門コンサルティング
代表:村上 英樹(中小企業診断士)
愛知県刈谷市 TEL 0566-21-2054

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