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無料診断の報告書の事例をご紹介(3)マシニング加工編

2020 2/27
無料診断の報告書の事例をご紹介(3)マシニング加工編

当事務所のサービスである機械加工メーカーや金型メーカー向けの無料診断について、日刊工業新聞社さんの月刊誌「型技術」でも診断項目を紹介させていただいておりますが、前回に引き続き実際に診断した報告書の事例を紹介したいと思います。

今回は、マシニング加工工程の内容です。

申し訳ありませんが、今回も社名は伏せさせていただき、内容も修正してあります。

目次

ある金型メーカーA社の診断報告

マシニング加工工程

適材適所の工具選定がされているか、最新の工具を使えているか

CAMオペレーターが現場加工を熟知できていないため、コスト面で最適な加工方法と工具選定ができていないようです。

精度に応じた作業手順がとれ、精度の不要な部品に過度な手間をかけていないか

図面や3Dモデルに面粗さが指示されていないこともあり、コスト面で最適な加工工法がとられていない状況になっています。

また前述したように、CAMオペレーターが現場加工を熟知していないため、最適な加工手順になっていない部品加工もあるようです。

過度なCAMとマシニングの活用依存になっておらず、適切にハンドワーク加工も活用されているか

本来はコスト最適な加工を行うため、過度なCAMとマシニングセンターへの依存にならないことが理想ですが、CAMオペレーターから機械オペレーターへの指示がうまく伝達されないこともあり、精度が不要な部位にも放電加工を使ってしまうなど、コストと品質でバランスがとれた最適な加工プロセスが確立できていません。

ドリルの加工条件は適切に上げられているか。切り屑は長くつながっていないか

ドリル加工はボール盤によるハンドワークが中心ということで、最新の超硬ドリルやノンステップドリルなど、加工スピード・効率性を重視した工数最適なものづくりが現場で行われていない部分があると思います。

ハンドワーク加工が中心であるため、工具の再研磨は手で研ぐことで個人差も発生しているようです。

作業チェックシートは整備されているか、不具合対策は適切か

チェックシートの整備まではできていませんが、マシニングセンターの段取りなどに作業標準の考え方はあるよう。

しかしながら、特殊な段取りなどイレギュラーな作業の際に、基礎的なことがスルーされ、不具合が起こることがしばしば発生しているようです。

CAM担当から機械オペレーターへの指示の仕方に課題があると問題視されているようです。

工具の振れ、ワークの平行度の確認など、段取りの細かな手順は確立されているか

手順化されており問題ないようです。

加工後の検査手順は確立されているか

図面寸法で指示された部位やCAMデータで加工された部位のポイント座標測定などは適正に行われているようで良好な状況です。

ただし精度の必要なところとそうでないところの判断など、金型用途に合わせた検査と確認については、できる人とそうでない人が分かれており、計画的なスキルアップが必要です。

機械の保全管理は定期的に行われているか、水平度の確認は行っているか

キャリブレーションなどは適宜行われており、良好な状況です。

機械水平度の確認は品質問題が発生した時に確認をしているので現状はそれでも問題はないと思います。

可能であれば、機械保全や管理についての知識も、社員教育に含んだ方が技術者としての底上げにつながると思います。

傷んだままのコレットを使っていないか、バイスの精度確認はできているか

加工に問題があったときにチェックしており、最低限放置されてはいないため、管理上、特に問題はないと思います。

まとめ

今回は以上になります。

次回は、機械加工全般(管理面)と組み立て工程についての診断報告事例を紹介したいと思います。

   

    

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コラム投稿者

金型・部品加工業 専門コンサルティング
代表:村上 英樹(中小企業診断士)
愛知県刈谷市 TEL 0566-21-2054

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