スキルマップの鮮度は賞味期限切れしていませんか?

職場でのわがままにどう対処するか

スキルマップの鮮度は賞味期限切れしていませんか?

以前、このサイトでのコラムや日刊工業新聞社の月刊誌「型技術」での連載記事で、多能工化とマルチスキルの違いを紹介したことがあります。

簡単に説明させていただくと、多能工は実際に他の工程に入って仕事をするため、取り組んだ実績は見えやすいですが、計画的なジョブローテーションが必要になるなどハードルが高いです。一方マルチスキルは、自分の工程の仕事で、他工程のスキルを活かすというもので、多能工よりも取り組むまでのハードルが低いです。

その多能工やマルチスキルの取り組み状況を示すものとして、多くの会社で使われている「スキルマップ」ですが、実際に金型メーカーや部品加工メーカーでの業界改善などのため、それぞれの会社で用意されているものを、いざ使ってみようとするとなぜか機能しないケースがあります。

それは、すでに賞味期限切れになっているスキルが「できる」として、になっていることがあるからです。

主にベテランの社員さんに多いパターンで、昔はメイン担当として作業していたけれど、今は管理職や設計など別の業務についているというものです。

仕事量がピークに達しているときなど、失注を防いだり外注費を減らすため、一時的に多能工として「できる」となっている作業に入っていただこうとすると、「今はもうできませんね」となる場合があるということです。

ではその対策として、正しくスキルマップの「できる」を機能させるためには、定期的にスキルを維持する何らかの取り組みが必要です。

スキル維持のために有効な考え方

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