【考察】令和の現場リーダー像:かつての鬼軍曹はなぜ成果を出せたのか?
はじめに
私は金型・部品加工業専門のコンサルタントとして、多くの金型メーカーや機械加工メーカーを見てきましたが、そうした中、多くの会社で「かつての鬼軍曹が仕切っていたときは、とても効率的で出来高を多く上げられていた」という話を耳にします。
コンプライアンスやパワハラ意識の高まり、リーダーシップに対する考え方の変化など、様々な理由が考えられますが、かつてのような「鬼軍曹」タイプのリーダーは減少しているようです。
そこで今回は、私が考える「鬼軍曹」リーダーの定義、鬼軍曹リーダーが成果を上げていた理由、そして令和の時代に求められるリーダー像について考察し、金型メーカーや機械加工メーカーにおける管理者教育のヒントとなるような内容をお伝えしたいと思います。
「鬼軍曹」リーダーとは?
私が考える「鬼軍曹」リーダーとは、現場で自らもモノづくりをしながら、都度部下に次の仕事の指示をしていくスタイルのマネジメントであり、最終的な目標を部下に示し、具体的な指示は最小限に留め、部下の自主性を尊重するものとは、真逆のマネジメントスタイルのことを指します。
理想を言えば、カリスマ性があって、部下からは尊敬と畏怖の念を持たれ、そのうえで指揮命令していく人なら、なお望ましいと思っています。
鬼軍曹リーダーが成果を上げていた理由
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