・・・やっぱり社内に一人はいるとうれしいVB使い
私のマシニング加工現場でのコンサルティングでは、多品種同時多数個かけや、差し立て(小日程計画)による前倒し生産などの上級レベルの取り組みができたら、さらに次の最上級レベルの取り組みとして、昼間の有人加工と夜間無人加工で加工条件を変え、夜間は安全運転、昼間は最速の加工で一つでも多く加工するといった、メリハリある加工に取組んでもらっています。
ただし、この昼夜の加工条件の切り替え、マシニングセンターの対話ソフトを使っている場合は、それほどでもないのですが、CAMで加工データを作っている場合には、この運用は一筋縄ではいきません。難易度は高いです。
その一つの手段として、すでにポスト出力しているNCデータを、CAMオペレーターではなく、機械オペレーターの方で、S値とF値を変換するという方法があるのですが、そのための変換アプリを作ることがあります。
その変換アプリを作るために利用するのが、今回のタイトルにあるVB(ビジュアルベーシック)、プログラム言語です。
ただ、アプリを作るプログラム言語は無数に色々あり、それこそ他に何でもいいのですが、VBは、よくVBA(Visual Basic for Applications)といって、EXCELマクロを実行する言語などで使われていますので、使っている人も多いです。私もその一人です。
このプログラム言語を、NCプログラムの中のS値とF値を変換するための自動アプリを作るために使うというわけです。
例えば、安全重視の夜間加工用の加工条件を、かっとび仕様の昼間有人加工用の条件に変換したりします(もちろん変更箇所が少ないNCプログラムでしたら手で変更しても全く問題ありません)。
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