【今さら聞けない】5Sは営業活動!
先日、県の専門家派遣の仕事で、生産性向上・加工ミス低減のテーマで、ある切削加工メーカーの指導に伺ったのですが、 生産性向上 以前に、あまりの5S状態のひどさにうんざりしてしまい、結局、生産性向上・加工ミス低減にはほとんど触れずに、5S指導だけで終わってしまったということがありました。
野球で例えるなら、少し高度なダブルプレーの取り方を指導して欲しいと依頼があり行ってみたら、キャッチボール自体がまともに出来ていない状態だったというのが私のイメージです。
これは私自身も良くないと思うのですが、ダブルプレーの指導には、まっっったく私のモチベーションが湧かなかったという次第です。
このように5Sとは、実は当事者である現場の作業者が「問題ない・納得している」であれば良いというものではなく、結局ビジネスで加工をしているわけで、そこには仕事を依頼する側・請ける側が存在し、切削仕事を依頼する顧客側としては、納期までに約束した寸法精度の物がきちんと作れると、客観的に担保された現場でモノづくりをしてほしいと思っています(少なくとも私が顧客の調達部門の立場だったらそう思います)。
それが、測定具や治具がひどい状態で置かれている、工具がいたるところに散見される(この買い過ぎた工具費も売値に乗っかってる?)、足でひっかけそうな地面の高さの位置に製品や仕掛品が置いてある、などの状態があると、とても高品質な物を緻密な管理で作られている現場とは思えません。
病院に例えると・・・
5Sの意義をわかっていただくために、よく私がお話しさせていただくのは、病院に例えることです。
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