10年遅れてしまった金型・部品加工業の現場を変えるには

大日程計画のあるべき考え方

10年遅れてしまった金型・部品加工業の現場を変えるには

はじめに

私は金型・部品加工業専門のコンサルタントとして、多くの企業の現場を見てきました。

その中で、残念ながら「御社の現場はこの業界では、10年遅れてしまっています」という評価をしなければならないケースに出くわすことがあります。

これは、どういうことかと言いますと、例えば、設計のやり方が、進んでいる同業他社よりも大きく遅れているとか、マシニングセンターの加工で使っている工具や削り方が大きく遅れてしまっているとか、そういうことになります。

これらの問題は、技術的な問題だけではなく、組織的な問題でもあります。

なぜなら、こういった会社は全体最適よりも部分最適の発想になりがちで、各々が自分の工程の作業だけが早く終わればよいと考えてしまっていることが、原因として多いからです。

そうではなく、工程全体の最短リードタイムや最適原価のためには、全体最適の発想で、必要であれば自分の工程で必要な工数と手間をかけるべきです。

では、このような「10年遅れた状況」になってしまう根本原因とその解決方法は何でしょうか。以下の二つの切り口から考えてみたいと思います。

続きを閲覧するにはログインが必要です。会員の方はログインしてください。 新規会員登録はこちら

銀行振込でも可能です。また本サイトで本をご購入いただいた方も有料会員に登録できます。
詳しくはこちらをご覧ください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次