プレス金型設計者の人材育成手順と日程管理
今回のFAQコラムは相談を受ける機会がとても多い、プレス金型製造における設計人材の育成についてです。
その理由の一つに、既存のベテラン設計者と同等の能力を持った設計者をなかなか育てることができないと問題があります。
今回は、そんな悩みの多い「金型設計者の育成手順と日程管理の方法」についてみていきたいと思います。
金型設計者の育成手順
まずは、育成の順番からみていきます。
これは、下図に示す(1)工程設計、(2)構造設計、(3)部品設計という設計工程のうち、最後の工程から順番をさかのぼっていく形で経験を積ませます。
つまり、設計人材の育成の手順としては、まず使用するCAD操作を習得したのち、設計工程の一番後である、(3)の部品設計から経験を積ませ、能力を向上させていくということになります。
具体的には、次のような対応が考えられます。
- 2次元設計であれば、ベテラン設計者が作成した金型組図から部品バラシ図や、3D加工用の部品モデルをモデリングする。
- 3次元設計であれば、ベテラン設計者の構想図面から、3D金型モデルをモデリングする。
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