小ロット・一品加工品の不具合への対策
今回は、無料診断サービスの一貫として、当事務所にいただいた個別課題の質問に対する回答事例をご紹介します。
具体的な社名は伏せております。
いただいた質問は以下のとおりです。
当事務所にいただいた質問内容
当社は機械部品の製造を行っており、主に扱っているワーク材質はSUSやSS、銅やアルミなどです。
小ロットかつ多品種を扱っており大きなロットの加工は行っていません。
自社で設計は行わず、客先から提供される図面を元に、内製や外注にて加工しています。
自社で行っている機械加工、特にマシニングセンターやNCフライス、ワイヤーカット加工などでヒューマンエラー(ポカミス)や加工不具合が多発しており、担当者からの報告書を元に、不具合の集計・原因究明・対策立案などを行っておりますが、現状を改善させるには至っていません。
どこに焦点を当て、改善を図っていくのがよろしいでしょうか。
このような質問でした。
この問題の考え方のポイント
量産部品のように継続して流れる加工の場合は、試し加工を行いながら、寸法精度や外観品質などを調整していけるのですが、一品モノや小ロット品の多くは、試し加工を行わず一発勝負になることが多いです。
したがって、いざ加工してみた後に問題が発覚したとか、思い込みでミスをしてしまったという事例が多く発生しています。
ではミスや思い込みを予防するために、試し加工をするかというと、予算や工数的にも現実的ではないため、現実は一発勝負になるのが一般的だと思います。
当事務所から提案した対策手順
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