機械加工現場のイージーミスを減らす方法について
マシニング加工やワイヤーカット放電加工などにおけるイージーミスを減らす(無くす)方法について、最近いくつかの会社さんでさせていただく話があります。
訪問先企業でミスによる加工不良が出た際の対策として、例えば、加工指示書に注意を促す追記をするよう対策をしたとか、工具長補正の忘れを気を付けるよう工具一覧表にチェック欄を設けたなど、様々な処置を行ったことをお聞きします。
しかしながら、これらを一通り聞いた私が、その後に質問するのが「それで、加工スタート直前の関所としては、どんな確認をしているのですか?」です。
マシニングやワイヤーカットなど、加工プログラムを用いる機械加工において、私が最重要だと位置づけているのが、下図のアウトプットの直前(加工開始直前)で行う「関所」とも言える最終確認です。
前述した、不具合対策として行う、段取り中のチェック行動や2重確認などは、実は上図で言うところの「プロセス」の中で行う処置になります。
これはこれで重要なアクションではあるのですが、逆に手厚くすれば手厚くするほど、作業にかかる工数もどんどん増えていきます。
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