量産体制に入った金型改修の段階的対処について
今回は、すでに量産体制に入った金型において、例えば故障や製品不良が起こった際に行う金型改修の後にとるべき処置について見ていきたいと思います。
何といっても量産体制に入っていますので、生産中の金型トラブルということになれば、事は急を要すると思いますので、まずは応急的な処置を行うかと思います。
例えば、パンチが折れたり、ダイスが割れたりといったトラブルに対する処置が考えられます。
また、順送プレスであれば、跳ねあがりや腰折れ、吊り上がり防止のための追加部品を取り付ける処置もあるかもしれません。
そういった金型は、設計上の問題であれば、生産計画のロット数が打ち終わり次第、プレス機から降ろされるタイミングなどで、再発しないよう恒久的な対策が取られると思います。
ここまでをまとめますと、
- 金型トラブルが発生→応急処置
- 再発防止のため→恒久処置
といった手順で、対策が取られると思います。
私が見てきた中で、ここまでの流れを社内の標準的なプロセスとしているメーカーは多いです。
しかしながらもう一段階、この先の「標準化」プロセスが必要です。
例えば考え方として、
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