コストダウンへの2つのアプローチ―混同すると逆効果(型技術2022年8月号掲載)
金型メーカーや部品加工メーカーにおいて、提案制度などを設け、日々改善に取り組まれている企業は多い。
これはとても素晴らしいことだと思うが、なかなか利益で成果を出すことが難しく、経営が良くなった・部門利益が益々増えた、という話はなかなか聞くことができない。
今回はその実態、理由について触れていきたいと思う。
まず改善活動を積極的に実行している金型メーカーでは、前提として「できるだけ安く作るように」という指示がトップから出ていることが多い。
これはこれで必要なことであり、望ましいトップダウンからの指示だと思うが、この「安く作れ」には2つのアプローチがあり、多くの金型メーカーでこれを混同してしまっているという問題がある。
この「安く作れ」の2つのアプローチとは次の2つを指す。
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