製造業におけるコミュニケーションの取り方講座
技術でも生産管理のネタでもないのですが、製造業で働く方々の中でコミュニケーションをとるのが苦手だという方があまりにも多いので、今回そのコミュニケーションを良好にする方法についてコラムを書くことにしました。
今回は「コレされ押さえれば、コミュニケーション上手になれる!」というポイントをご紹介します。
良好なコミュニケーションをとるための3つのプロセス
良好なコミュニケーションをとるために最低限必要になるプロセスは、次の3つで構成されます。
- リアクション
- 言葉の発信
- 会話の完結
そして、良好なコミュニケーションをとるために最も重要なことが、①のリアクションです。
リアクションの重要性
リアクションの重要性を具体例で説明します。
例えば、下のイラストのように、社長や重役さんから会話を振られたときのシチュエーションです。

「いや~、さっきお客さんからえらく叱られちゃってなぁ」と、雑談を振られたとしましょう。
このときどのような「返し」をするのが良いコミュニケーションでしょうか?
このような質問をすると、
「どこのお客さんに怒られたんですか?」
「何の件で怒られたんですか?」
などのように返答する方が多いです。
実はこれは良いコミュニケーションをとるためには間違いで、
正解は、
まずリアクションをとる
になります。
例えば、
「えーっ!?そうなんですか?」とか
「えっ!?本当ですか???」
と言ったように、まず驚きの反応をとるのが正解です。
これには理由があって、
雑談を振ってきた社長や重役にしてみれば、叱られたことを報告したいわけではなく、
「社長と言う立場でも叱られることがあるんだよ」というギャップにウケて欲しいという思惑があります。
この思惑を読み取ることが重要で、このとき
「えーっ!?」とか「ええっ!?」と言った驚きのリアクションができれば、
雑談を振った相手は、「やった!狙い通りウケた」となり、
今後、あなたに雑談を振れば思惑通りの反応をしてくれることになり、「あなたとの会話は楽しい」と思ってくれるようになります。
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