当事務所のサービスである機械加工メーカーや金型メーカー向けの無料診断について、日刊工業新聞社さんの月刊誌「型技術」でも診断項目を紹介させていただいておりますが、今回は実際に診断した報告書の事例を紹介したいと思います。
まず今回は、設計部門の内容です。
申し訳ありませんが社名は伏せさせていただき、内容も修正してあります。
ある金型メーカーA社の診断報告
設計部門
複数設計者で、強度や品質で個人差が出ないよう、設計規格書が整備されているか
設計者全員で共通した設計規格書までは整備されていませんが、強度設計のための計算式などは共有されているので品質面では問題ないと思います。
お客さんから支給された設計標準を使われていますが、できれば社内で共有する「コスト最適」を目指した金型標準をつくり、それを社内教育にも活用するといった流れを作ることが望ましいと思います。
大日程から小日程まで日程計画は立てられているか、大雑把な管理ではないか
設計部署による大日程と、現場での小日程(差し立て)は整備されています。
ただし、部品ごとの日程管理である中日程計画は整備されておらず、部品単位での進捗の見える化はできていません。
正しい進捗管理の仕組みは整っているか
設計者ごとの進捗をパーセントで見える化した進捗管理まではできていません。
細かなマイルストーンを設定した日程管理ができているか(特に若手)
続きを閲覧するにはログインが必要です。会員の方はログインしてください。 新規会員登録はこちら銀行振込でも可能です。また本サイトで本をご購入いただいた方も有料会員に登録できます。
詳しくはこちらをご覧ください。