無料診断の報告書の事例をご紹介(5)トライ作業・原価管理編

当事務所のサービスである機械加工メーカーや金型メーカー向けの無料診断について、日刊工業新聞社さんの月刊誌「型技術」でも診断項目を紹介させていただいておりますが、前回に引き続き実際に診断した報告書の事例を紹介したいと思います。

今回は、トライ作業原価管理の内容です。

申し訳ありませんが、今回も社名は伏せさせていただき、内容も修正してあります。

目次

ある金型メーカーA社の診断報告

トライ作業

担当者は成形機の条件を調整して良品に近づけるスキルを持っているか

御社は、量産も行っているメーカーですので、きちんと問題なくできているようです。

  

担当者は、樹脂材料の特性や成形機の扱いについて長けているか

充分に持っているようです。

しかしながら、客先トライを行う金型についてはこうしたスキルやノウハウは発揮できず、客先トライで設定された成形条件での寸法誤差を何度も何度も追加工で修正するといった非常に手離れの悪い取引になっています。

理想としては、トライでの成形は成形担当者のスキルで製品寸法は変わってきますので、客先トライの前に、自社でのトライで先に成形条件を出しておいて、成形条件と共に金型を納入するというやり方が望ましいと思います。

   

原価管理

日報は、①原価集計、②人と機械の稼働率が集計できるよう記載されているか

日報そのものはつけていますが、個々の作業について実績工数の正確さに懸念があるようです。

また、そのため間接作業の工数の実態も曖昧になっているようですので、段階的に改善していきたいところです。

金型案件ごとに損益分析をしているか。工賃は実績チャージを評価しているか

金型ごとの損益分析はされておりますが、上記日報の問題があるため、内容・実態には懸念もあるようです。

こちらも日報のあり方から改善していくこと、その次は集計・分析された傾向から改善の方向性を考えていくことが必要かと思われます。

また、金型コストの「工賃」にあたる加工の各工程については、金型ごと、実績のチャージ額をきちんと評価し、目標チャージ額を達成できるよう、現場リーダーを中心とした改善プランを立てていくことが必要だと思われます。

まとめ

今回は以上になります。

次回は最後になります。会社全般としての課題や購買のあり方、5Sの状態についての診断報告事例を紹介したいと思います。

   

   

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コラム投稿者

金型・部品加工業 専門コンサルティング
代表:村上 英樹(中小企業診断士)
愛知県刈谷市 TEL 0566-21-2054

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